☆2022年春メンテナンス☆
【---今回の整備内容---】
車種 | スバル レガシィツーリングワゴン(2.0GT、D型) |
---|---|
整備実施時期 | 2022年3月 |
走行距離 | 99,360km |
使用ATF | AISIN AFW+ |
ガスケット | SUBARU純正部品 11126AA040 |
難易度 | ★★☆☆☆ |
■目次
●○2回目のATF交換
●○交換手順
●○注意点
●○交換後2,000km走行した感想と次回の交換
●関連記事
■2回目のATF交換
前回のATF交換から約半年、8,760km経過しました。低速時(特に渋滞)でのショックやP→Dにした際のショックが大きくなってきましたので交換することにしました!今回は作業手順や注意点、ATF交換後の感想をまとめていきます。
▲目次にもどる
■交換手順
オートマチックトランスミッションは構造上ホコリやチリを極端に嫌います。ですので作業は十分に気をつけて作業しましょう。
その0
ドレンボルトの汚れを落とします。オイルパンもパーツクリーナーで拭いておきます。
その1
ドレンボルトを外してオイルを抜きます。出てきたオイルは赤色です。
その2
十分にオイルが抜けたらドレンボルトを締めます。使用したガスケットは11126AA040、工具はHEX8mmです。締め付けトルクは25Nmにしました。
その3
抜けたフルード量を確認します。今回は3.2L抜けました。
その4
フルードを用意します。前回と同じくAISIN製のAFW+、3.2Lです。
その5
ATFを入れていきます。レベルゲージ 兼注入口はエンジンルーム助手席側にあります。
ジョウゴをセットしまして注いでいきます。
その6エア抜きをします。手順としてはエンジンをかけて、シフトレバーを以下のように操作します。
P→R→N→D→M1→M2→M1→D→N→R→P |
---|
この際レベルゲージは刺さず、そのままにしておきます。ホコリなどの混入を防ぎたい場合はペーパーウエスを被せたりするといいかもしれません。
その7
オイル量合わせをします。水温計が水平になるまで数キロ走行暖機をしてからHOTで合わせていきます。ご覧のとおりL側の穴にはオイルがついていますがF側にらオイルがついていないので範囲内にあることがわかるかと思います。
以上で作業完了とします。
途中に走行暖機をしたため終了は数km伸びました。
▲目次にもどる
■ATF交換の注意点
●交換歴不明だったり前回の交換から5万km以上経っている、初回交換を7万キロまでに済ませていない場合は個人での交換を避けるべきかなと思います。一般的にそう言われている理由としてはオートマ内部に溜まっているスラッジ(ゴミ)が一気に剥がれることで経路を詰まらせてしまう可能性があるため。
●同様にホコリやチリを混入させないように注意するべきです。僕のクルマに搭載されているスバル製5速ATは比較的雑に扱っても問題ありませんが、その他のATに関しては僕はあまりわかっていませんのでDIYではなくディーラーや整備工場へ依頼した方が良いかもしれません。
●ATFの規格を厳守すること。DEXRONIIIが主流だとは思いますが、要確認。
●DIYなら早朝の作業をおすすめします。というのもATFは温度による体積変化が大きいため気温変動の少ない朝の作業をおすすめします。同じ理由で暖機前に交換するとフルードの量がより正確にわかるかと思います。
▲目次にもどる
■感想と次回の交換予定
交換から2,000km走行しました。ここまでトラブルなし、変速のショックも軽減し、特にP→Dにした際のショックがかなり改善されました。ほかに僕が感じたのはDレンジで走行中、5→3へキックダウンする際のレスポンスが早くなった気がします。
個人的な話をするとこれまでは道央道や道東道での追越車線にてもたついていた印象がありましたがそれがなくなった気がします。
さて、次回のATF交換ですが1.5万kmを目処に行いたいと思います。前回の交換、今回と2回交換したことになります。スバル5速オートマの総ATF量は約9.8L。よって50%以上が新しいATFになったことになります。80%まではこのAISIN製のAFW+を使用し、その後は英語のレガシィマニュアルに記載のカストロール製、もしくは出光製に切り替えようかとおもいます。
余談ですが北米スバルのレガシィ取説は様々なデータが載っていてかなり整備の参考になるので気になる方はググってみてください。ほんとにおすすめです!
▲目次にもどる