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過走行レガシィ乗りによるブログです。現在はGRB所有。【毎週土曜日更新?】

春のブレーキまつり【GRB】


春の風物詩であるピンク色のシールを集めたのかそうでないのかは不明ですが、お皿のような円盤を交換してみました。

【---今回の整備内容---】

車種 インプレッサ WRX STI specC(GRB
エンジン型式 EJ207
整備実施時期 2025年4月
走行距離 97,138km
作業時間目安 1時間(片側)
難易度 ★★★★☆
※ブレーキのため

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■目次

  購入した製品
  ●下準備
  ●取り外し
  ●取り付け
  ●作業の注意点
  ●交換前の状態
  ●感想
  ●関連記事

 

購入した製品

もうすぐ10万キロでローターはガタガタ。パッドも昨年中古のHC-CSを交換してそのまま乗りっぱなしだったのでせっかくなので交換することにします。


ブレーキローター

エンドレス製のブレーキローターを中古で購入。スリット入りなのでBASIC SLITってモデル。
購入理由は安かったから
ブログの後半に出てきますが、純正ローターはかなり減ってガタガタだったので今回交換することにしました。ちなみに品番はER716BS3です。


ブレーキパッド

今回はブレーキパッドも中古。プロジェクトμのHC-N1 Racingです。現在は廃盤。
過去所有車両であるレガシィからずっとプロμのHC-CSを使ってましたのでちょっとだけアップデート。

なんと適性温度域が300℃-800℃とメチャクチャレーシング用のパッドです。
スポーツパッドであるHC-CSから変更となりますので使用感も今後レビューしていきたいです。


その他

銅グリスやキャリパーのネジ山清掃用にタップ、ローター用に耐熱塗料を購入。


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下準備

ローターのサビやパットの角をヤスリで落とします。

こちらが作業終わった様子。耐熱塗料も軽く吹きました。


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取り外し

01
ジャッキアップとタイヤ外し。


02

ブレーキパッドを外します。


03

キャリパー固定ボルトを外します。
舐めやすいのでたっぷり潤滑剤吹きましょう。僕は下準備の間約1時間漬け込みました。


04

キャリパーをサスに吊るしておきます。タイラップを使用しました。針金やS字フックでも可。


05

ローターを外します。
固着していたのでM8のボルトをサービスホールに差し込んでローターを取り外しました。


06

こちらがハブ面。10万キロ手前の車両としては良好ではないでしょうか。
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取り付け

取り外しの逆順です。


01

ローターを取り付けます。


02

キャリパーのネジ部をタップで清掃します。


03

キャリパーとナックルを固定。締め付けトルクは規定値で155Nmです。僕がどれくらいで締めたのかは後述します。


04

パッドを組み付けます。


05

運転席側完成


06


助手席も同様に作業します。


07

翌日でしたが、フルードのエア抜きを後輩に手伝ってもらいました。
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作業の注意点

固着に注意!
キャリパー固定ボルトって大体の場合ローター交換まで外されたことがないと思います。僕の場合は約10万キロ外されたことがないと考えられましたのでしっかり浸透潤滑剤を使用しました。
やはり長期間脱着されていない、サーキット走行など熱が入る使い方をしている場合固着しやすいようです。

しっかりと車両を確認して自信がない場合はディーラーやショップさんにお任せするのがベスト。


締め付けトルク
似たようなブレンボ搭載国産車の締め付けトルクはこんな感じ。

車種 締め付けトルク ボルトサイズ
シビックFD2 137Nm (M12×1.75)
ランエボX 135+-15Nm (M12×1.75)


んでスバルは...155Nm(M12×1.5)となっています。BNR34等のブレンボとほぼ同じトルクですが、34の固定ボルトはM14。なのでスバルの細目M12ボルトではオーバーな気がします。
実際みんカラや整備ブログを拝見しますと、固着したりボルトが入れたりネジ山がダメになったり...このようなトラブルが多いのが現状。
今回はたまたまスムーズに取り外すことができましたが、規定値である155Nmで締めますと間違いなく次回の交換では悲惨なことになるでしょう。

んで、僕は118Nmで締め付けました。トルクレンチが使用できないならホイールナットを締め付けるようなイメージでちょうどいい塩梅かと思います。
一応テキトーに決めたわけではなく、理由があって118Nmで締めました。

僕の考え方
1、片押し2POTキャリパーやVABの6POTキャリパーは80Nmで締め付け。
2、シビックランエボでは大体135Nmで締め付けられている。
3、上記より80Nm-135Nmの範囲内であればキャリパー脱落のリスクはないと考えられる。

4、今回はボルトを再使用しましたので、トルク過多でボルト伸びの可能性がある。(厳密には軸力だと思いますが割愛)
5、グリス塗布のため、オーバートルクとなる可能性がある。
6、キャリパー側のネジ山は清掃済みなので、ある程度は目標に近いトルクを掛けることが可能。(ゴミやガタガタのネジ山だと規定トルクが掛けられないことがある)

今回「グリスあり」で118Nmで締め付けました。ボルトの破断やボルト伸びによるキャリパー側ネジ山損傷のリスクを避けつつ、サーキット走行にも耐えうるようなしっかりとした固定を目指しました。

しっかりマーキングも行ったので適宜緩みがないか確認をしたいと思います。また、次回スムーズにキャリパーが外れるよう願っています。
ま、手持ちのトルクレンチが狂ってたら意味がないんですけどねwwいいやつ買いましょう。


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交換前の状態

交換前はローターの角や段付きが多く、効きもイマイチ。パッドが一部しか当たっていない状況だったのでペダルタッチも微妙でした。

パッドは半年しか使用していないので極端に減っているわけではなさそう。嵩張る訳じゃないので、サーキット用の工具箱で眠っててもらいます。
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感想

今回エンドレスとプロμを組み合わせてみました。まだ完全にアタリは出ていませんが、スリットローターの効果かブレーキの効きはすごく改善されました。
街乗りでも、高速道路の出口でも不安になるようなことはありません。

もう少しで完全にアタリが出ると思いますので、サーキットでもブレーキを試してみたいと思います。
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関連記事

 

 

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