今回は先日オーバーホールしたキャリパーを車体に取り付けていきたいと思います!非ブレンボ装着のスバル車であれば、大体同じような工程かと思います♪
【---今回の整備内容---】
車種 | スバル レガシィツーリングワゴン(2.0GT/AT/D型) |
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整備実施時期 | 2023年5月 |
走行距離 | 127,899km |
難易度 | ★★★★☆ |
■目次
●取付作業
●整備解説等
●用意したもの
●効きが弱いと感じたら
●関連記事
■取付作業
その1 ブレーキホースを緩め、ラインロックをします。
その2キャリパーのボルトを2箇所外します。14mmです。
その3ブレーキパッドを外します。
その4ブラケットを外します。80Nmで固定されてますのでナットをなめないように。
その5ローターを取り外します。M8のボルトかプラハンで叩くなどしましょう!
その6 ローターを取り付け。ナット2箇所くらいつけておいた方が作業効率がいいと思います。
その7新しいブラケットを取り付けます。今回は新品のボルト(品番901130011) を使うことにしました。
その8 ブレーキパッドとシム等取り付けします。
その9キャリパーを取り付け。(参考→27Nm)
その10ブレーキホースの取り付け。フルードが漏れてきますので素早く。(参考→18Nm)
その11エア抜きを行って完成です。僕は耐熱塗料を追加で塗り、フルードがかかった可能性のある部分はパーツクリーナーで洗浄+軽く水洗いしました。
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■整備解説等
必要な工具は12mm、14mm、17mm(メガネ、ラチェットどっちも可)、17mmスパナ、エア抜き用に10mmのフレアナットやスパナ等あるといいかと思います。
キャリパーブラケット上側のボルトに関してはソケットが入りません。トルクレンチ等でしっかりトルク管理したい場合はストラット部分のボルトを取り外す、もしくはメガネや板ラチェットで抜く方法の2種類があります。
パッドシムについては1枚のみ、ピストン側に入れています。理由は熱害を防ぐためで パッド→グリス→シム→グリス→ピストンとなれば断熱効果が見込めるだろうと考えました。
今回ほとんどの作業で銅グリスをボルトやナットに塗りました。厳密にトルク管理をする場合は脱脂するべきかもしれませんが、ここは北海道。冬場の融雪剤でどんどん錆びてきますので手ルクレンチを信じて今回は作業しました。
■用意したもの
キャリパー
先日オーバーホールを済ませている、中古のキャリパーです。
中古ローター
中古のローターを購入しました。あまり減っていないのでラッキー。今回は耐熱塗装しました。外周部とホイール接触面を中心に耐熱塗装をしています。
ラインストッパー
アストロにて購入しました。
ちょうど1年前くらいにいただいたHKSのフルードです。サーキット走行するならDOT4以上をおすすめします。
銅グリス
なんでもいいと思います。サーキット走行する場合は耐熱温度高めがおすすめです。
■効きが弱いと感じたら
BP5レガシィの純正ブレーキは正直効きが弱いような感じがします。なのでパッドを社外の効きが良いパッドへの交換をおすすめします。(ブレンボ非搭載車は全体的に弱い...?) また、「それでも効きが...」って方はGDBブレンボと326φローターへアップデートがいいと思います。 (僕も予算があればいつか...)
個人的にはフロントに4potブレンボを取り付け、リアにはAVOのブラケットを使用して赤キャリパーを取り付けしたいと考えています。
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