今回はレガシィのフロントブレーキキャリパーをオーバーホールすることにしました。時間に追われているわけではないのでゆるーくやっていきます。
【---今回の整備内容---】
車種 | スバル レガシィツーリングワゴン(2.0GT/AT/D型) |
---|---|
用意するもの | 多数あり |
難易度 | ★★★☆☆ |
■目次
●OHの理由
●分解
●清掃
●組付
●塗装
●購入したもの
●中古購入理由
●関連記事
■オーバーホールの理由
今回のオーバーホール理由ですが、パッド交換時にブーツの破れを発見。そして以前よりブレーキペダルを離してからもブレーキが効いている感覚がありましたが、更にひどくなりシャラシャラと引き摺る音が聞こえてくるように。よってオーバーホールすることにしました。
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■手順【分解】
まずはバラしていきます。
このままではどうしようもないので裏の14mmのボルトを外してブラケットとキャリパー本体を分離します。
先にキャリパー本体からやっつけます。ピストンを外す方法としてはブレーキホースの接続部にエアを送る、スプレー缶(ブレーキクリーナーなど)でピストンを押し出す方法がメジャーかと思いますが、2POTで外すのに手こずりそうなので今回は工具とスプレーを併用することに。
ダンボールを挟んでうまいことやりました。(ふつーは木片とか挟むと思います...) 写真ピストン外れました。ちょっとだけサビや汚れありますが再使用できそうです。
ほじるやつで中のシールも取り外し。
これで全て解体できました♪
シリンダー内部は傷なし、多少サビはありました
次にブラケットからスライドピンを抜きます。固着とかはなかったです。
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■手順【清掃】
清掃については、画像を削除してしまったため文章のみで。
キャリパーもブラケットもサビや汚れが多いのでとりあえずワイヤーブラシで磨きます。
シリンダー内も綺麗にします。ピカールやそこらへんにあったコンパウンドを使いました。
キャリパーサポートのスライドピンが入る部分も清掃。パークリ吹いて布で拭き取り。番手大きめの紙やすりで軽く錆落としもしました。
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■手順【組付】
ここから本番って感じ。ベタベタになるので手袋等用意したほうが良いかと思います。
シールキットからピストンシールを取り出しグリスをぬりぬり。はめ込みます。
ピストンにダストブーツをつけ、キャリパーに突っ込みます。これもしっかりとグリスをぬりぬり。
次にスライドピンをつけます。ブーツ類を新品に。こちらもグリスぬりぬり。
完成。
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■手順【塗装】
今回はキャリパーを塗装することにしました。カッコつけたいわけではなく冬場のサビ予防です。僕はサーキット走行もするので耐熱塗料(耐熱温度600℃)を使用しました。
ネジ穴やブーツ類をマスキングします。
塗料を吹きます。綺麗さはあまり求めていないのでテキトーです。
乾燥させてストーブの前に数日放置しました。
車体取り付け時に多少塗装が剥げると思うので、取り付け時は重ね塗りしようと思います。
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■購入したもの
キャリパー(中古) 中古のキャリパーです。たしか前期のターボ系、BPかBLか忘れました。
オーバーホールキット 今回は制研のキットを使いました。SP-T93。グリスやスライドピンのブーツもついてきます。お値段は約2,000円です。ちなみに純正品番は26297AG000です。ちなみにBP/BL系の2.0GT、3.0R全て共通≒ピストン径同じ。
ピストン外し、ほじるやつ
どっちもアストロで購入しました。ほじるやつは色々と便利なので持っていて損はないと思います。
グリス類 KUREのシリコングリスを使いました。安価で量も多いので助かります。
ピストン(1個) ピストンを1つのみ新品にしました。外す際に傷をつけてしまったので仕方なく。これはミヤコ自動車のCPT-93です。
耐熱塗料
KUREのスプレータイプになります。
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■中古キャリパーOHの理由
中古キャリパーOHの理由 これはいつも通り、作業時間短縮のため。Assy交換みたいなものです。同様の手法はロアアーム交換時も採用しました。
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