今回はショックからオイル漏れを確認できたため、中古で購入した純正ビル脚とSTIダウンサスのセットに交換することにしました!今回は取り付けた理由、作業手順やコツの紹介、実際の車高についてに加え、サーキット走行でのレビューをしました。2022年一番ボリュームのあるメンテナンス作業報告になるのでお時間ある方は最後までご覧ください!
【---今回の整備内容---】
車種 | スバル レガシィツーリングワゴン(2.0GT/AT/D型) |
---|---|
整備実施時期 | 2022年10月 |
走行距離 | 115,755km |
購入したもの | 中古純正ビルシュタインショック + STIダウンサス |
難易度 | ★★☆☆☆ サビ次第... |
■目次
●交換理由
●交換作業【リア】
●交換作業【フロント】
●スペック
●レビュー
●関連記事
■交換理由
車検直前の交換、かつサーキット走行の直前となりバタバタしてしまいました。笑以前より右リアショックからオイルが漏れてましてかなりバタバタした挙動するようになってました。一本だけ交換するのも4本交換も手間としてはさほど変わらないかなと思いますので同時に4本交換です。◯フオク!で20kくらいのダウンサスが組み込まれたモノにしました。
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■交換作業【リア】
交換はめちゃくちゃ大変でした。が、コツさえ掴めば簡単だと思いますので色々書いていきます。まずはリアから。リアのサスペンションはトランク内のナット2つ、アームのボルトナット1ヶ所の計3つを外せばOKです。が言葉にすると単純ですが実際きついです。コツを掴めば余裕だと思います。左側(助手席側)のサスを使って解説していきます。
その1
内装撤去したあと、上のナット2本を緩めますなくさないように慎重に、素手でやったほうがいいかもしれません。
その2
アームとサスの取り付けボルトナットを取り外します。コツはしたからジャッキで支える、そしてボルトはハンマーとピンを使って叩いて押し出すとスムーズです。大量にラスペネ吹いておきましょう。
その3、ジャッキに油圧をかけたまま、車体側のナット2つを外します。その後ジャッキを緩めるとサスが摘出できます。
2本ありますが摘出した純正ビルシュタインサスペンション。スリーラスター塗装してますので黒いです。
その4
サスを取り付けます。ジャッキで支えながら車体側2つのナットを軽く締めて下のボルトナットを取り付けます。微調整が必要でここで時間ロスしました...軽くハンマーで叩いてボルトを突っ込みました。
その5
テキトー1G締め。僕はハブとフェンダーの高さをあらかじめメモしてましたので車高下がる分を考慮して1G締め(風)にしました。(上2つ→30Nm、下→62Nm)
下のボルトナット品番90100177、902350021
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■交換作業【フロント】
個人的な感想ですが、フロントの方が簡単だと思います。ただ締め付けトルクが大きく、サス自体もリアより大きく重いので力仕事にはなります。こちらは右側(運転席側)の紹介します。
その1
ストラットタワーのナット3つを緩めます。
その2
ボルト・ナット計4箇所を取り外します。ラスペネをたくさん吹きかけることを強く強くおすすめします。
その3、上3つのナットを取り外すとサスが外れます。ナックルから取り外す際はサスを車体側に押すイメージで。ドライブシャフトが抜けるのを防ぐためです。
この際ブレーキローターの下に小さめのジャッキやウマをおいておくとドライブシャフトの脱臼を防げます。
これが今回取り付けるサス。
その4
元に戻します。ブレーキホースやABSは30Nmくらい、上のナット3つは20Nm、ナックル側のボルトナットは175Nmです。この175Nmで締めるボルトナットは新品にしました。偏心ボルトでキャンバーを決めてますので取り外し、取り付け時のマーキングをお忘れなく。
ナックル側のボルトは新品にしています。
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■スペック
ネットで拾った情報ですので正しいかどうかはわかりません。純正のバネはフロントが2.86kg/mm、リア4.59kg/mm STIダウンサスは3.9kg/mm、6.0kg/mmらしいのですが中古で購入していることもあり、正体不明なのでほんとかどうかわかりません。なお僕の試乗の感想ですが元々ついていたサスよりは硬くなっています。そしてダウン量は純正比でフロント-15mm、リア-15mmらしいです。
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■レビュー
幸か不幸か、オーナーはサーキット走行もしますのでそっちのレビューもしておきます。
見た目
大体の人はダウンサスを入れる理由は『安く車高を下げたい』だと思います。んで下がるのか?って話ですがこちらをどうぞ。
リアは結構下がりました。フロントはまあまあ?って感じ。スペック上15mm程度下がるらしいのですがこれは個体差だと思います。僕のは20mm近く下がっている気がします。以上、見た目の話。
乗り心地
ここでは一般道での乗り心地についてレビュー。といってもオイル漏れしていたサスからの交換なので参考になるかはビミョ。乗り心地なんですが、硬くはなりました。フロントはちょっと硬くなったかな?って程度、リアが純正比で硬いと思います。空気圧を4輪2.8kにした時のような乗り心地でちょっと硬い。ハンドリングはよりしっかりします。
高速道路では路面のギャップを通過した際の揺れが一発で収まるように。低速域で感じる突き上げ感もある程度速度が乗るとさほど気にならず。むしろ走行時の安定感があり長距離運転はすごく楽になりました。おおよそ1,000km走行しましたが、満足しています。
ダウンサス入れるか迷っている方は、空気圧を2割増しにして1週間走ってみてください。これで大丈夫そうなら多分ダウンサスを入れても乗り心地に不満は出ないと思います。逆に硬くて不快に感じるならそのままノーマルでいいと思います。一応言っておきますけど何かを得ると何かを失うのがチューニング、車弄りであることをお忘れなく。
サーキット走行
サーキットやスポーツ走行時のレビュー。
こちらでも少し書きましたが、リアはすごくいいです。硬く適度に動き、コーナーでも踏ん張る雰囲気があります。ちょっと問題なのがフロント。 もちろん純正よりは走りやすかったのですが、もっと硬くていいのかなと思います。ある程度柔らかいので僕みたいなサーキット走行一年生には進入で楽できるのでありがたいと言えばありがたいのですが、旋回がツラい部分があります。もーちょい硬いとありがたいな...と思います。
なお、ダウンサスにこだわるのならトラストGReddyのダウンサスがバネレートが4.5k/7.1k、TEINのダウンサスが5.3k/7.2kと硬めかつダウン量も多いのでおすすめです。ちなみに僕は今のサスがヘタったら車高調を導入すると思います。
──裏話──
こっちがメイン?だったり。自由に書くので読み飛ばしてもらってOK。
作業に時間がかかりすぎて初めての夜間作業に...前後のサスペンションとフロントロアアームを交換したのですが、ロアアームはサビとの戦いになりました。またリアサスの取り外し、取り付けにすごく時間が取られてしまいました。 具体的な作業時間を申し上げますと、14時から20時まで、翌日朝8時から11時くらいまでかかって仕上げました。錆落としや清掃、グリスを塗ったりと普段よりは丁寧に仕事したつもりです。そして足回りの部品ですのでトルク管理もいつも以上に丁寧に行いました。僕はいつも他のブログやYouTubeから情報を集めていますが、それでもダメな時はチューニングメーカー(H◯SやBL◯TZやTR◯ST)の取説を読むとトルクが書いていたりいなかったり。また他車種の作業手順なんかを見ると大体のトルクがわかったりします。
さて、今回取り付けたSTIダウンサスですが見た目の話をちょこっと。
車高は確かに下がったのですが、純正ホイール17×7j+56だとかなり内側に入っている印象があるので、来シーズン予算があれば17×7.5jや17×8jのホイールに225/45r17あたりのタイヤを履かせたいです。そしてなぜか手持ちのスタッドレス用ホイールの方がツラがいい感じ。大陸製のホイールでオフセットの記載がなく、またサーキットや遊ぶのに使うにはちょっと強度が不安なのでこのまま冬用ホイールとしてホイール人生を全うしていただきます。
来季夏用に狙っているのはBM/BRレガシィのオプション?なのかわかりませんが17×7.5j+55の10本スポークのやつ。ヤフオク!で狙っています。そして最終的に狙っているサーキット用ホイールはRPF1の18×8j+45、ハブ径56mmのスバルドンピシャサイズが何故かあり、そちらを購入したいなと思っております。
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