
ふとエンジンを組んでみたい衝動に駆られたので(?)、組んでみたいパーツや仕様をまとめてみました。
【---今回の整備内容---】
| 車種 | インプレッサ WRX STI specC(GRB) |
|---|---|
| エンジン型式 | EJ207 |
| 整備予定時期 | 2027年頃 |
| 想定難易度 | ★★★★★ |
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■目次
●本人の技量
●EJ20の基本仕様
●OHの選択肢
●目標仕様
●オーバーサイズピストン
●ブロック選定
●実施したいメニュー【腰下】
●実施したいメニュー【ヘッド】
●その他導入パーツ
●見送るパーツ
●費用(概算)
●一言
●参考にしたサイト
●もくじ7
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本人の技量
僕は全く自動車整備とは無縁な大学を卒業しています。もちろん理系ではありますが、どちらかというと化学系...?ですかね。
なので機械もわからず、材料力学もわからず。多少の化学しかわかりません。
もちろん車好きではありますが、自動車整備のプロでは全くないことをご承知ください。
でも、エンジンは組みたいのです。
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EJ20の基本仕様
この記事に辿り着く方はご存知かと思いますが、簡単に。
1989年デビューから約30年に渡りスバルの主要車種に搭載されたエンジンであり、NA仕様やハイオク仕様、ターボ仕様など多くのバリエーションが存在する。いずれにおいてもボア92mm×ストローク75mmの1,994ccでアルミ合金製のブロックで構成。
中でもインプ/WRX系に搭載された、EJ207(EJ20Y)は最終的に308馬力、43kgmのトルクを発生する、2Lターボエンジンとしは高出力なエンジンへと熟成された。
本記事ではこの仕様に関するOHについてまとめてみた。
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OHの選択肢
さて、ここからが本題。
サーキットユーザーや競技系ユーザーではやはりEJ20のブローはつきもの。
中古エンジンを載せ替えるのにも費用がかかりますので、オーバーホールされたエンジンを組むのも選択肢として挙げられるかと思います。
オーバーホールも純正部品をそのまま組み付けるのではなく、社外のパーツを使用して耐久性を向上させる、排気量を増やしてパワーを上げるのも良いでしょう。
基本的にOHする場合、3パターンが考えられると思います。
- 1、純正ピストン
- 2、社外鍛造ピストン(オーバーサイズ)
- 3、「2.2L化」
今回検討していませんが、仮に排気量アップをするなら...
HKSや東名のキットを使用していわゆる2.2L化を(=2,123cc)すると思います。
92.5mmピストンを使用すると排気量は2,016ccとなりますが、エンジンブロックはそのままに、コンロッドやクランクシャフトを専用品に交換することで排気量をアップすることができます。
92.5mmピストンに専用コンロッドやクランクシャフトを組み合わせ、79mmのストロークとなり排気量は2,123ccとなります。
僕がエンジンをOHするなら、社外の鍛造ピストンを組んで耐久性の向上が期待できるエンジンを組んでみたいと思います。
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目標仕様
闇雲にOHしようとしてもお金と時間が無限にかかってしまいますので、組んだあとの使用シチュエーションをここで再確認。
まず、サーキットなど競技での使用を主目的としているので出力をアップ。
そして耐久性の向上。
具体的にはノーマル308馬力(本当に308馬力出ているのかは微妙ですが...)から10%ほど出力が向上できればOKです。 社外タービンを入れる予定はありませんので、パワーも耐久性もちょうどいいバランスを目指しています。
正直この仕様であれば、純正品をバランス取り加工なんかで可能なスペックだと思います。でもあくまで素人が組むエンジンですので、技術の低さを社外パーツで補う、みたいな...
必要なパーツや加工は積極的に取り入れていきますが、オーバースペックとはならないように。
一応目標としては、Sシリーズのエンジンのように。量産エンジンを超えるフィーリングを。
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オーバーサイズピストン
かつては各自動車メーカーからオーバーサイズピストンが販売されていたようですが、昨今の事情により販売は終了。
アフターメーカーからは純正から強化されたオーバーサイズピストンが販売されているのでそちらを使用したいです。
引用;鍛造ピストンキット EJ20 - TOMEI POWERED INC.
入手性と実績から、HKSか東名製の2択ですかね。どちらも92.5mmなんですが細かい違いが。
| HKS | 東名 | |
|---|---|---|
| 材質 | アルミ鍛造 | アルミ鍛造 |
| ピストン径 | φ92.5 | φ92.5 |
| 高さ | 51.7mm | 62mm |
| 冠部容積 | 15.1cc | 8.5cc |
| 重量 | 約370g以下 | 373g |
※重量データは公式サイトでは不明、ブログ等を参考に記載。
HKSの方がショートスカートなので、軽量なんだと思います。
僕が組むのであれば、HKSかなぁ...サイドスカートにもコーティングがされていますし。
ショートで回るエンジンを。
ブロック選定
やはり新品を...と言いたいのですが、腰下ブロックの価格は241,780円。(品番:11008AB210、2025年8月モノタロウにて)
結構な金額しますね。
しかし、ナンバー付き車両で日常使いをする以上、最低限の整備期間で仕上げるには別のエンジンをOHしてそれを載せ替えるのが負担的にも少ないかと。
中古でタイミングよくブロックが入手できればそちらを使用する予定。GRB/GVB/VABいずれも10年以上経過している車両。エンジンブロックもきっとオークションに放出される頃でしょう...
一応考えているのは、腰下のみ中古入手、ヘッドは新品と中古エンジンAssyをバラして組み合わせようかなぁ...
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実施したいメニュー【腰下】
ボーリング、ホーニング、面研
当たり前ですが、今回ピストンは0.5mmオーバーサイズを使用するのでシリンダー径を拡大しなくてはいけません。
お買い物車であれば自分で加工しますが、さすがに300馬力オーバーのエンジンではプロにお任せするのがベストかと思います。なのでこれに関しては加工屋に依頼したいと思います。もちろん、EJはアルミブロックなのでダミーヘッドを使用した正確なボーリングで。
入手したブロックの状態にもよりますが、面研も必要であれば実施。
コンロッド交換
引用;EJ用 鍛造H断面コンロッド - TOMEI POWERED INC.
ピストンは社外鍛造品。コンロッドもせっかくなので社外品に。
純正(12100AA291)は2025年時点で約1万円/本。導入を検討している東名製は約2.5万円/本。
4本で10万円となりますが、『鍛造H断面』って響きに憧れている自分がいるのが事実w
エンジンなんて滅多に降ろすものではありません。コンロッドはエンジンを完全にバラさないと交換できません。
今回HKSのピストンですので、純正ピストンより軽量になっていることは確実。コンロッドへの負担も軽減できるので、純正再使用や純正新品への交換も検討しました。
でも、せっかくの鍛造ピストンの導入でできた余裕を安全マージンとしておくのは勿体無いかと。7200rpmシフトアップしていた僕のエンジンですが、+800回転回しても大崩れしない、上までしっかり回せるエンジンにするためには純正以上の強度と軽さを持つコンロッドを導入したいなと。
重量合わせ
HKSピストン、東名コンロッド共に社外の鍛造品ですので4本とも揃っている気がしますが。
もちろん測定結果に応じて重量合わせをします。
実施したいメニュー【ヘッド】
バルブすり合わせ
ヘッドを加工できるチャンスですので、しっかりと16バルブすり合わせを行いたいです。
ポート研磨
あくまで素人が行う加工なのでどこまで作業できるか不明ですが。
鋳物のブロックですので、段付きの修正に加えて鏡面加工もできるといいな...
※本人は不器用なので貫通なさないように丁寧に...
その他導入パーツ
東名オイルバッフル
オイルの偏りだけでなく、ブロックの連結強度アップ効果も期待できる東名バッフルも導入。
事実上、エンジンが降りているタイミングしか取り付けできないので...
東名ヘッドガスケット
0.7mmから1.8mmまで5種類ラインナップがあります。 面研の分に合わせてガスケット選択をしたいと思います。おそらく純正と同等の0.7mmか1.0mmかなぁ。圧縮比を8.0付近にしたいので。
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見送るパーツ
東名スタッドボルト
腰下とヘッドの締結を強靭なものにするため、スタッドボルトの導入を...と思いましたが、金額がね。
そして純正の対策品番である11095AA160は黒色のボルトとなっているで焼き入れ加工なんかをしているのかと思われます。純正が1本約600円、12本で1万円以下となるのに対し、東名ボルト(ARP製)は6.8万円と高額。
資金に余力があれば交換しますが...
東名メインボルト
ブロックを締結するメインボルト。EJの場合はクランクを挟み込むような構造となるので重要なパーツとはなりますが、やはり金額がネック。
東名ポンカム
こちらに関しては、今回組むエンジンが1機目となるため、ってのが理由。車載してからトラブルが起きた際に僕1人では原因が探求できなくなるので...
仮に2機目を組むのであれば導入したいと思っています。
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費用(概算)
| パーツ名 | 金額(税込) | 備考 |
|---|---|---|
| HKS鍛造ピストン | 148,500円 | |
| 東名鍛造H断面コンロッド | 105,600円 | |
| エンジンブロック加工費 | 約90,000円 | ナプレック価格表より ダミーヘッド付きボーリング+面研 |
| 東名バッフル | 49,500円 | |
| 東名OHキット(フル) | 176,000円 | ヘッドガスケット含 |
| クランクベアリング | 約15,000円 | 純正品 |
| コンロッドベアリング | 約22,000円 | 純正品 |
| ヘッドボルト | 約7,200円 | 純正品、12本合計 |
| 合計金額 | 約613,800円 | 2025年8月時点 |
ほぼ60万円...と言いたいところですが、これにブロック代、ヘッド代、バルブシム代...工具や計測器具、油脂類のお金もかかりますので...
実際は100万円コースは確実ですね。
まあ社外品に関しては定価での計算、純正品はモノタロウでの価格にて計算しています。多少の値引きを考慮してもね...すごい金額です。
体力の残っているここ数年以内には実施したいと考えていますが、毎月コツコツパーツを買う生活が始まりそうです。
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一言
EJ207(EJ20Y)も搭載車両も最終生産から約5年。まだまだ競技やレース界隈では主戦級の活躍をみせ、またチューニングメーカーやショップでのパーツ販売、チューニングも盛り上がりに欠けることはありません。
しかし、次の10年先、15年先、20年先...同様に楽しめるのか。
「ベストなエンジンを組む」といった行為は近い将来できなくなる可能性もありえるわけです。
だからこそ、ここ数年のうちにブロックだけでも組んでおきたいものです。
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一言
最後に、参考にさせていただいたサイトを紹介します。
1、ガレージきくちのがらくた箱 様(https://ameblo.jp/garagekikuchi/entry-12644155292.html?frm=theme)
こちらのサイトで組まれているEJ207(GC8用)を参考にしました。
2、おろかな日々 - みんカラ 様(https://minkara.carview.co.jp/userid/271921/blog/45626792/)
3、生たくあん - YouTube 様(https://www.youtube.com/watch?v=H1p7GGf0h6w)
2時間40分ほどの超大作。動画なので作業のイメージがしやすいです。
3、4代目レガシィ整備マニュアル(電子版)
4、HKS公式サイト
5、東名パワード公式サイト
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