「半年経ったからエンジンオイル交換しませんか?」「今回の車検、サービスで交換しておきましたー」なんて交換してもらう方が大多数。(であると思う)そんな中、「1ヶ月で5,000km乗るからすぐに交換しなきゃ」「毎月サーキットで走ります」なんて方は愛車のオイル交換を自分でリーズナブルに済ませたいなんて方もいるはず。←僕はこっちです...そこで今回はオイル交換の手順についてざっくり紹介します。
【---今回の整備内容---】
走行距離 | 96,164km |
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整備内容 | オイル交換(エレメント交換なし) |
使用オイル | ENEOS FINE 5w-30(部分合成油) オイル添加剤(LOOPウルトラクリーニング) |
難易度 | ★★★★☆ |
■目次
●1,エンジンオイルの役割
●2,使った道具
●3,作業
●4,使用したオイルと添加剤
●5,感想
【実際の作業をご覧になりたい方はこちらをクリック】
■1,エンジンオイルの役割
普段は時期や距離を見て交換、または車検や点検の時におまかせして交換してもらうユーザーが大半。「古いオイルが良くないのはなんとなくわかっているけど役割はイマイチ...」そのような方のために役割を5つ紹介します。
5つの役割 | |
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密封 | ピストンとシリンダーの隙間を密封 |
洗浄 | エンジン内部の汚れを取り込む |
防錆 | 錆を防ぐ |
潤滑 | 摩擦の低減 |
冷却 | エンジン内部の熱を吸収 |
上記の表にあるような役割が一般的に知られています。
しばらく使用したエンジンオイルが黒くなったり、サラサラになるのはこのためです。言い換えるとオイルとしての役割をしっかり果たしていることになります。
愛車のコンディションを保つためにも適切な時期に適切なオイルを使用することが大切です。
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■2,使った道具
使った道具、というよりは購入したものも紹介になります。
1,オイルジョッキ【オイルをエンジンに注入するために使用】
2,ジャッキスタンド【通称:ウマ】
3,廃油処理箱
4,ワッシャー【オイルパンからの漏れを防ぐ】
5,廃油受け
6,輪止め
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■3,作業
【実際に作業をされる方は正しい知識を身につけ、無理のない範囲で行ってください。】
1,暖気する
エンジンオイルを温めることにより、古いオイルが抜けやすくなります。※走行直後(高速道路を走った後)などは高温でやけどの危険があります。ほどほどに。
2,ジャッキアップおよび輪止めのセット
作業スペースを確保します。この車(Kei)の場合、タイヤを切っておくと一層楽になります。
3,オイルの排出
黒い部分の後ろ側にボルトがあります。そこを慎重に開きます。熱いので気をつけましょう!
4,ドレンボルトの装着
新品のワッシャーを使いましょう。閉め終わったらパーツクリーナーなどで車についた廃油を拭き取ります。そうすることで万一の漏れにも気付きやすくなります。
5,オイル注入
オイルジョッキに入れたオイルをエンジンへ。コツとしてはエンジンオイルは規定量より少なめにします。(完全に抜けていない可能性があるため)また。今回はエンジンオイル添加剤LOOPを入れてみました。
6,エンジン始動→漏れチェック→オイルレベル確認
この作業が終わったらオイル交換は終了です。
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■4,使用したオイルと添加剤
今回使用したオイルは『ENEOS FINE MOTOR』の5w-30になります。エネオスのオイルは2020年になってからはPrimeシリーズに順次変更されているのでもう販売していないかもしれません...
添加剤はシュアラスター のLOOPです。何種類かあるのですが、今回は洗浄効果のあるウルトラクリーンを使用しました。前回の記事でも申し上げたように、中古車は前ユーザーが残した汚れを取ることが重要であると考えています。
前回記事貼り付け
今回はエンジンの洗浄効果のある添加剤を選びましたが、次回以降は漏れを防ぐものにしたいと思います。
■5,感想
今回初めて僕自身でエンジンオイルを交換しましたが、車の仕組みを理解できたり愛着が湧いたりメリットもある反面、しっかりと調べた上で作業しなくてはいけないとケガや事故のもとになるため気をつけなくてはならないと思います。
今後も自分でメンテナンスを進めていきたいです。
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